春の雪
2005-09-18 Sun 23:43
最近書いている内容は、本来のブログの趣旨を逸脱してばかり(嘆)。
今は本業で忙しいので、そのうち、またフェミニズム関係の資料をアップしたいものだと思っているのですが・・・。

ところで、あの三島由紀夫の最期の作品、輪廻転生を描いた「豊穣の海」の第一巻、「春の雪」の映画化メイキングシーンをテレビでやっていた。
「春の雪」はフランシス・コッポラ監督も映画化を熱望していたそうだ。

監督は行定勲氏。「世界の中心で愛を叫ぶ」の監督さんである。

主人公の松枝清顕の役には妻夫木聡。彼が愛する伯爵家の令嬢、綾倉聡子の役は竹内結子。

この配役はどうなんだろう??

清顕は20歳で死ぬことが大切なモチーフでもあり、適当な年齢の人の中から選ぶとすれば穏当なのかもしれないし、妻夫木聡も嫌いじゃないけど、少し幼すぎるし屈折がなさすぎる気もする。
大正時代の20歳は今よりももっと「大人」な気がするので、私が指名するならば・・・いないなあ・・・ムリしてオダギリジョーかなあ(苦笑)

聡子役の竹内結子も嫌いじゃないけど、やっぱり納得が行かない。聡子は清顕よりも少し年上で、宮家に嫁ぐ(予定になっていたけど・・・)美しい人。「豊穣の海」第四巻「天人五衰」では、尼僧になり、「豊穣の海」にとって、最期に大事な言葉を語る人だということを考えると、もっと優雅で上品で威厳のある印象を抱いていたし、竹内結子はやっぱり顔が幼なすぎ。顔が丸すぎ。現実的で元気すぎ。
誰がいいのかなあ・・・今の俳優さんから選ぶとすれば・・・いないなあ・・・松たかこで何とか手を打ったりして(苦笑)。うーーん違う気がする・・・。

しかも、オダギリジョーと松たかこだと合わない。あれえ??
それに興行的にもダメかなあ。

やっぱり妻夫木聡と竹内結子しか居なかったのかな。
三島さんが生きていたら、どんな配役にしただろうか?

行定監督は、どんな脚本に仕上げたのだろうか?

三島の作品は、「潮騒」や「午後の曳航」などが映画化されているが、「潮騒」あたりは作りやすそうな気がするけど、「午後の曳航」は難しかっただろうなあ。外国で映画化されて、私もそれを観たことがあるが、まあまあだった記憶がある。

あとは三島さん本人が関わった「金閣寺」と「憂国」かな?
どちらも私は観ていないので、何とも言えないが、
資料などで見ると、作品の緊張感がそのまま伝えられている気がする。

三島の作品の映画化、特に「豊穣の海」は難しいことだろう。

10月末に公開されるそうなので、是非観たいと思っているが、三島の世界がきちんと描かれているだろうか?観たいけど、怖い気もする。

個人的には、「豊穣の海」第二巻の「奔馬」も映画化して欲しい。
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